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タバコとは

たばこ(タバコ、煙草)とは、ナス科タバコ属の一年草の亜熱帯性植物。また、それを嗜好品向けに加工した製品(製造たばこ)。葉の成分として有毒で習慣性の強いニコチンを含む。

タバコ属には約50の種が含まれるが、大規模に栽培されるものは N.tabacum と N.rustica の2種に限られる。
N. tabacum はニコチン含有量が高いため、商業的に価値があるのはこちらである。N.rustica は寒さに強い。

栽培種として重要なのは強健性、葉の産出力、病気に対する抵抗性、細胞組織が持つ弾力性、香料との親和性である。
このため約100の品種に分かれる。それらの品種を大別すると、火力乾燥を行い葉が黄色い状態で乾固させる黄色種、褐色になるまで空気乾燥を行うバーレー種、葉巻種およびオリエント種が主なものであり、その他、地域の喫煙文化と歴史的なかかわりを持つ地域固有品種も数多く、日本国内でこれらは在来種と呼ばれている。

日本ではタバコの栽培は自由化されたものの、葉タバコを原料とした「製造タバコ」の製造はたばこ事業法8条により日本たばこ産業 (JT) 以外には禁止されている。
原料用国内産葉タバコの生産に際しては同法3条の定めによって葉タバコをすべてJTに売り渡す予定の耕作者とJTがあらかじめ契約をし、契約農家にはJTから種子が無償で配付される。
また、たばこ事業法は原料として使用できないものを除き、農家が売り渡す葉タバコ全量の購入をJTに義務づけている。